A. シーリング(目地)の打ち替えです。ALCやコンクリート系パネルの建物は、パネルとパネルの継ぎ目をシーリング材で埋めています。これは紫外線と建物の動きで劣化し、痩せる・切れる・剥がれるという順で寿命を迎えます。目安は10年前後です。ここが切れていると、いくら壁を塗り替えても目地から水が入り続けます。ALCは水を吸う素材なので、内部の鉄筋や鉄骨まで水が届き、内側から傷みが進みます。塗装は面を守る工事、シーリングは線を守る工事で、どちらか片方だけでは建物は守れません。今回の建物は打ち替え(既存を撤去して新しく充填する)をおすすめします。
Q2
壁にひび割れは見当たりませんが、それでも塗り替えは必要ですか?
A. 必要です。ひび割れは劣化の最初のサインではなく、かなり進んだサインだからです。ALC・コンクリート系の外壁で最初に起こるのは、塗膜の劣化(チョーキング)と目地の痩せです。この段階では壁はまだ割れていません。しかし塗膜が切れた壁は雨を吸うようになり、吸った水が凍結や乾燥で膨張・収縮を繰り返して、そこから初めてひび割れが生まれます。ひび割れが見えてから動くと、塗装に加えてクラック補修という工程が増えます。今回のように退色と目地の黒ずみは出ているがひび割れはまだ、という状態が費用的にはいちばん有利なタイミングです。
Q3
事務所棟と荷役棟で、色を変えてもいいですか?
A. 分けても構いません。B案がまさにその考え方です。一つの棟でつながった建物では、境目で色を変えると増築したように見えるリスクがありますが、今回の建物は事務所棟が2階建て、荷役棟が平屋と、もともと高さも形も違います。もともと分かれて見える建物なので、色を分けても不自然になりません。大事なのは分け方です。B案ではエントランスまわりのテラコッタと同じ色を荷役棟の柱型にも通しています。同じ色が建物の両側に登場することで2棟が一つのデザインとしてつながります。アクセント色は、必ず建物の2箇所以上に置く。これが2棟構成の建物を塗り分けるときのコツです。
Q4
トラックの出入りを止めずに工事できますか?
A. できます。足場は建物の外周に組みますが、荷役棟の前面は庇が張り出しているため、トラックの接車スペースを確保した組み方ができます。事務所への出入りも養生ネットをかけた状態で通常どおり可能です。調整が必要なのはシャッターと庇まわりを塗る日で、そのバースの使用が半日〜1日制限されます。シャッターが2連あるので、片方ずつ工程を分ければ荷役を完全に止めずに進められます。なお庇の天井面と鉄骨の塗装は下にトラックがいると作業できないため、この工程だけは荷役の少ない時間帯や土日に集中させるのが確実です。
Q5
ネイビーのような濃い色は、色あせや暑さが心配です
A. どちらも塗料の選び方で対応できます。濃紺は褪色すると青が抜けて灰色がかって見えるため、色が抜けたという印象が出やすい色です。だからこそC案のような配色ではフッ素系または無機塗料+高耐候顔料が前提になります。グレードさえ確保すれば10〜15年は狙った色が保てます。暑さについては、外壁よりも屋根の影響のほうが圧倒的に大きいのが実際のところです。庫内温度を上げているのは日射を真上から受ける屋根面なので、屋根を遮熱塗料で仕上げれば外壁を濃色にしても庫内温度は下がります。外壁側にも遮熱タイプの塗料はありますので、両方を遮熱仕様でお見積りすることも可能です。
塗装前写真から作る塗装デザイン
3つの仕上がりイメージ
デザイン案
design concept
ALCやコンクリート系パネルの建物は、壁そのものより先に目地(シーリング)が寿命を迎えます。壁の表面がまだきれいに見えていても、目地が痩せていれば塗り替え時期です。そのうえで、事務所棟と荷役棟がつながった2棟構成の建物をどう見せるか。一色でまとめるか、色を分けて顔をつくるか。同じ建物でも考え方がここまで変わります。
3つの塗装デザイン案
塗装デザイン.comでは、塗装前の外観写真をもとに、デザイナーが3つの塗装デザイン案(仕上がりイメージ)を作成し、完成イメージを共有してから進めます。
A
B
C
※掲載のデザイン案はイメージです。実際の仕上がりは
日当たり・素材・画面表示などにより見え方が異なります。
BEFORE
今回の対象は、左手に2階建ての事務所棟、右手に長い平屋の荷役棟が一体でつながった物流倉庫です。事務所棟には上下2段の横長連窓と自動ドアのエントランス、荷役棟には大型シャッター2連と、トラックが横付けできる深い庇(キャノピー)があります。
外壁はALC・コンクリート系のパネルで、横方向にパネル目地が通っています。
現状は外壁全体がくすんだ灰白色に退色し、パネルごとに色ムラが出はじめています。パラペット(屋上の立ち上がり)の下からは黒い雨だれの筋が縦に落ち、パネル目地のシーリングが痩せて黒ずみ、目地に沿って汚れが線として浮き出ています。荷役棟のシャッターまわりには、排気とタイヤ跡による黒ずみが帯状に溜まっています。
庇の鉄骨・樋・シャッターのガイドレールからは錆が出はじめ、足元の立ち上がりには苔と黒ずみが付着しています。
この建物でいちばん効いているのは、汚れが目地に沿って線として出ている点です。壁の面が汚れているのではなく、目地という決まった位置に汚れが集まるので、建物全体が格子状に区切られて見えてしまいます。これは金属サイディングの建物には起きない、コンクリート系パネル特有の劣化の出方です。
さらにALC・コンクリートは、金属と違って水を吸います。塗膜が切れた壁は雨を吸い込み、内部の鉄筋・鉄骨に水を運びます。表面のひび割れが見えていなくても、目地のシーリングが痩せた時点で、すでに水が入る道はできています。今回の状態は、塗り替えとシーリング打ち替えのちょうど適期です。
ここから
目地のシーリングを打ち替え、水が入る道をふさぐ
目地に沿って線状に出ている汚れを、色と塗料で抑える
事務所棟と荷役棟を、一色でまとめるか色で分けるかを決める
庇・シャッター・鉄骨まで塗るか、外壁だけにするかを選ぶ
塗装は、水を止めて建物を守るだけでなく、会社の印象を整える手段でもあります。
AFTER
— デザイン A —
セージグリーン×ダークグレー腰壁で
周囲に馴染ませて、大きな建物を静かに見せる
CONCEPT
外壁全体をセージグリーン(灰みを含んだ、やわらかい黄緑)で塗り、足元の腰壁をダークグレー、庇・シャッター・パラペットの見切り・サッシまわりをチャコールで締めた配色です。
3案の中でもっとも周囲の環境に溶け込む方向にまとめています。
物流倉庫は間口が長く、建物が横に大きく広がります。白やアイボリーのような明るい色で全面を塗ると、その大きさがそのまま強調され、周囲から見て「壁のような建物」になります。セージグリーンは彩度が低く、植栽・田畑・街路樹といった周囲の緑と色の系統が揃うため、同じ大きさの建物でも視界のなかで静かに収まります。この案でいちばん効いているのがパラペットと庇のチャコールです。長い建物は水平のラインが強く出るので、その上端を濃色で一本通すことで建物の輪郭が引き締まり、間延びしません。目立たせないが、雑には見せない配色です。近隣に住宅や農地がある立地、景観に配慮が求められる地域でも通りやすい案でもあります。
この案が向く方
✔ 近隣に住宅や農地があり、建物の存在感を抑えたい
✔ 長い建物が「壁のように」見えるのを避けたい
✔ 景観への配慮が求められる地域に建っている
✔ 落ち着いた色で、清潔感も残したい
配色設計メモ(デザインの意図)
外壁(事務所棟・荷役棟とも)
セージグリーンで統一し、周囲の植栽や田畑と色の系統を揃えて大きな建物を視界に静かに収める
パラペットの見切り・庇(キャノピー)
チャコールで建物上端に水平のラインを一本通し、横に長い建物が間延びしないよう輪郭を締める
足元の腰壁・シャッター・付帯部
泥はねと排気の汚れが集中する足元をダークグレーで受け、付帯部もチャコールに揃えて線の色を散らさない
おすすめの艶(ツヤ)
3分艶
ALC・コンクリート系のパネルはもともとマットな素材感があり、艶を上げると素材の質感が消えて貼り物のような見え方になります。艶を抑えるとセージグリーンが土や植栽に近い落ち着いた色に見え、パネル目地の陰影も素直に出ます。
汚れの目立ちやすさ
中明度で灰みを含んだ緑は、黒い汚れとも白い粉とも明度差が中間になるため、どちらの汚れも極端には目立ちません。ビフォアで気になっていた目地沿いの黒い線も、灰白色の壁ほどのコントラストにはなりません。
ただし緑系の顔料は紫外線に弱く、グレードの低い塗料だと数年で色が抜けて灰色に近づいて見えます。シリコン以上、できればフッ素系を選んでください。あわせて低汚染(親水性)塗料にすると、雨が目地沿いの汚れを流してくれます。
— デザイン B —
ベージュ×テラコッタアクセントで
事務所棟に”顔”をつくる、2色使いの配色
CONCEPT
外壁のベースをベージュ(クリーム系の明るい暖色)で塗り、エントランスまわりと荷役棟の柱型にテラコッタオレンジをアクセントとして入れ、足元の腰壁をダークブラウンで締めた配色です。
3案で唯一、外壁を2色で塗り分けている案です。
物流倉庫は、どこが入口なのか分かりにくい建物です。荷役バースのほうが大きく目立つため、初めて来た方が事務所の入口を探してしまうということが実際に起こります。この案はエントランスの壁面をテラコッタで囲うことで、建物のどこが「顔」なのかを一目で示しています。案内サインを増やさなくても、色が道案内になります。設計上の要点は、同じテラコッタを荷役棟の柱型にも縦に通していることです。事務所棟のアクセントだけで終わらせると、色が一箇所に浮いて「後から塗り足した」ように見えます。同じ色を建物の反対側にもう一度置くことで、2棟が一つのデザインとしてつながります。しかもこの柱型はトラックが接近する場所なので、濃い色にしておくと接触傷や汚れが目立たないという実用的な利点もあります。
この案が向く方
✔ 事務所の入口が分かりにくいと言われることがある
✔ 明るく親しみやすい印象にしたい
✔ 汚れの目立ちにくさを優先しつつ、地味にはしたくない
✔ コーポレートカラーを一部に使いたい
配色設計メモ(デザインの意図)
外壁ベース(事務所棟・荷役棟とも)
ベージュで全体を明るくまとめ、土埃や泥はねと色の系統を揃えて汚れを浮かせない
エントランスまわり・荷役棟の柱型
テラコッタオレンジで入口の位置を示し、同じ色を建物の反対側にも通して2棟を一つのデザインにつなげる
足元の腰壁・庇・シャッター
ダークブラウンで足元と上端を締め、泥はねとタイヤ跡が集中する場所を汚れに強い暖色で受ける
おすすめの艶(ツヤ)
5分艶
ベージュは艶を落としすぎると、退色したビフォアの灰白色に近い「くすんだ壁」に見えてしまいます。ある程度光を返すことで塗り立ての清潔感が出ます。アクセントのテラコッタも同じ5分艶で揃えると、2色の質感が揃って塗り分けが自然に見えます。
汚れの目立ちやすさ
倉庫まわりの汚れは、そのほとんどが茶色い色をしています。土埃、泥はね、タイヤ跡、砂ぼこり。ベージュとテラコッタはどちらもその汚れと色の系統が近いため、同じ年数が経ったときいちばんきれいに見えるのがこの案です。
トラックが接近する荷役棟の柱型と、泥はねが集中する足元の腰壁を濃い暖色にしているので、いちばん汚れる場所が汚れに強い色で守られています。塗料はシリコン以上で十分ですが、明るい色なので目地沿いの黒い雨だれはA案・C案よりは見えます。シーリングの打ち替えと低汚染塗料をセットにすると、この弱点はほぼ解消できます。
— デザイン C —
ネイビーブルー×ホワイト腰壁で
いちばん思い切った、引き締まった物流拠点
CONCEPT
3案の中でもっとも思い切った選択です。外壁全体をネイビーブルー(深い紺)で塗り込み、足元の腰壁だけをホワイトで残しました。庇・シャッター・サッシまわりもすべて濃色でまとめています。
倉庫を濃紺で塗る建物はほとんどありません。だからこそ、この建物は一度見たら忘れられません。
「国道沿いの紺色の物流センターです」の一言で場所が伝わります。そして紺は、赤や黄のような明るい色と違い、強い色なのに落ち着いて見えるという珍しい性質を持っています。物流・製造・建設といった業種では、そのまま企業の信頼感につながります。設計上の要点は足元のホワイトです。濃色一色だと、横に長い建物が地面に沈み込んで重く暗く見えますが、腰壁に白い帯を一本水平に通すことで建物が地面からすっと持ち上がり、長さが「間延び」ではなく「伸びやかさ」に変わります。この位置はもともと素材が切り替わっている場所なので、そのまま塗り分けラインとして使えます。そしてこの案には、この建物ならではの効果があります。ビフォアで最大の弱点だった目地沿いの黒い線が濃紺の中に完全に沈み、格子状に区切られて見えていた壁面が一枚の面として立ち上がります。
この案が向く方
✔ 塗り替えを機に、企業イメージごと刷新したい
✔ 周囲の白やグレーの倉庫の中で埋もれたくない
✔ 目地沿いの汚れに、もう悩みたくない
✔ 建物を看板・ブランディングの一部として使いたい
配色設計メモ(デザインの意図)
外壁(事務所棟・荷役棟とも)
ネイビーブルーで全面を塗り込み、目地沿いの黒い線を濃色に沈めて壁を一枚の面として立ち上げる
足元の腰壁(立ち上がり)
ホワイトの帯を一周させ、横に長い建物を地面から持ち上げて間延びを伸びやかさに変える
庇・シャッター・付帯部
チャコールと同系の濃色で塗り込み、面の分割をなくして建物をひとつの塊として見せる
おすすめの艶(ツヤ)
艶消し〜3分艶
濃色は艶を上げるほど反射が強くなり、大きな面では光が当たった部分だけが白く飛んで、かえって安っぽく見えます。艶を抑えると紺が深く沈み、ホワイト腰壁のマットな表情とも自然につながります。この案は色より艶の設定で仕上がりが決まります。
汚れの目立ちやすさ
目地沿いの黒い線・雨だれ・排気の汚れは完全に目立たなくなります。この建物の弱点に対しては、3案でもっとも効く配色です。
一方で濃色には2つの注意点があります。ひとつは白い水アカやチョーキングの粉が目立つこと。もうひとつはホワイトの腰壁で、ここは泥はねが最も集中する場所です。腰壁には必ず低汚染(親水性)塗料を指定してください。また濃紺は褪色すると一気に色が抜けたように見え、表面温度も上がりやすいため、フッ素系または無機塗料を強くおすすめします。屋根を遮熱仕様にすると、濃色化による庫内温度の上昇も抑えられます。
POINT
色選びのポイント
3案を選ぶ基準
A〜Cで迷うときは、「この建物を、誰に向けて整えるのか」という視点で考えると決めやすくなります。近隣の目か、来訪者の目か、取引先の目か。
デザインA
セージグリーン×ダークグレー腰壁
穏やか・周囲に溶け込む
・近隣への配慮を優先できる
デザインB
ベージュ×テラコッタアクセント
明るい・分かりやすい
・入口の位置が色で伝わる
デザインC
ネイビーブルー×ホワイト腰壁
個性的・信頼感がある
・目地沿いの汚れが完全に消える
また、色だけでなく艶(ツヤ)・塗料グレード・屋根の遮熱の有無・社名サインの扱いまでセットで決めると、仕上がりの満足度が上がりやすくなります。特にA案・C案のように色そのものが価値になる配色では、塗料のグレードが仕上がりの寿命を直接左右します。
失敗しにくいコツ
ALC・コンクリート系の外壁では、色を決める前に「目地」を見ることです。
今回の建物のように目地のシーリングが痩せてきている状態は、壁がまだきれいに見えていても塗り替え時期です。シーリングの打ち替えと外壁塗装をセットで行えば、足場代は一度で済み、建物を守る効果は何倍にもなります。
Q&A
よくある質問
Q1
ALC・コンクリート外壁の倉庫で、塗装よりも先に必要な工事はありますか?
A. シーリング(目地)の打ち替えです。ALCやコンクリート系パネルの建物は、パネルとパネルの継ぎ目をシーリング材で埋めています。これは紫外線と建物の動きで劣化し、痩せる・切れる・剥がれるという順で寿命を迎えます。目安は10年前後です。ここが切れていると、いくら壁を塗り替えても目地から水が入り続けます。ALCは水を吸う素材なので、内部の鉄筋や鉄骨まで水が届き、内側から傷みが進みます。塗装は面を守る工事、シーリングは線を守る工事で、どちらか片方だけでは建物は守れません。今回の建物は打ち替え(既存を撤去して新しく充填する)をおすすめします。
Q2
壁にひび割れは見当たりませんが、それでも塗り替えは必要ですか?
A. 必要です。ひび割れは劣化の最初のサインではなく、かなり進んだサインだからです。ALC・コンクリート系の外壁で最初に起こるのは、塗膜の劣化(チョーキング)と目地の痩せです。この段階では壁はまだ割れていません。しかし塗膜が切れた壁は雨を吸うようになり、吸った水が凍結や乾燥で膨張・収縮を繰り返して、そこから初めてひび割れが生まれます。ひび割れが見えてから動くと、塗装に加えてクラック補修という工程が増えます。今回のように退色と目地の黒ずみは出ているがひび割れはまだ、という状態が費用的にはいちばん有利なタイミングです。
Q3
事務所棟と荷役棟で、色を変えてもいいですか?
A. 分けても構いません。B案がまさにその考え方です。一つの棟でつながった建物では、境目で色を変えると増築したように見えるリスクがありますが、今回の建物は事務所棟が2階建て、荷役棟が平屋と、もともと高さも形も違います。もともと分かれて見える建物なので、色を分けても不自然になりません。大事なのは分け方です。B案ではエントランスまわりのテラコッタと同じ色を荷役棟の柱型にも通しています。同じ色が建物の両側に登場することで2棟が一つのデザインとしてつながります。アクセント色は、必ず建物の2箇所以上に置く。これが2棟構成の建物を塗り分けるときのコツです。
Q4
トラックの出入りを止めずに工事できますか?
A. できます。足場は建物の外周に組みますが、荷役棟の前面は庇が張り出しているため、トラックの接車スペースを確保した組み方ができます。事務所への出入りも養生ネットをかけた状態で通常どおり可能です。調整が必要なのはシャッターと庇まわりを塗る日で、そのバースの使用が半日〜1日制限されます。シャッターが2連あるので、片方ずつ工程を分ければ荷役を完全に止めずに進められます。なお庇の天井面と鉄骨の塗装は下にトラックがいると作業できないため、この工程だけは荷役の少ない時間帯や土日に集中させるのが確実です。
Q5
ネイビーのような濃い色は、色あせや暑さが心配です
A. どちらも塗料の選び方で対応できます。濃紺は褪色すると青が抜けて灰色がかって見えるため、色が抜けたという印象が出やすい色です。だからこそC案のような配色ではフッ素系または無機塗料+高耐候顔料が前提になります。グレードさえ確保すれば10〜15年は狙った色が保てます。暑さについては、外壁よりも屋根の影響のほうが圧倒的に大きいのが実際のところです。庫内温度を上げているのは日射を真上から受ける屋根面なので、屋根を遮熱塗料で仕上げれば外壁を濃色にしても庫内温度は下がります。外壁側にも遮熱タイプの塗料はありますので、両方を遮熱仕様でお見積りすることも可能です。